全文記事
糖尿病の血圧管理
(各論)α遮断薬やβ遮断薬はどう使うのか
掲載誌
Diabetes Frontier
Vol.20 No.6 711-714,
2009
著者名
小原伸雅
/
鴨井久司
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
高血圧
/
糖尿病
診療科目
一般内科
/
循環器内科
/
腎臓内科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
/
老年科
/
小児科
媒体
Diabetes Frontier
「はじめに」糖尿病治療の長期的目標は, 細小血管障害や大血管障害を予防することである. そのためには, 良好な血糖管理とともに, 適切な血圧管理が不可欠である. 糖尿病を合併する高血圧の治療計画では, 診察室血圧が130/80mmHg以上で降圧治療開始となっている1). 降圧薬選択については, 第一選択薬としてアンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)またはアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)を用い, 降圧が不十分な場合には二次選択薬としてカルシウム拮抗薬や利尿薬を併用し, さらに降圧を要する場合はこれら3剤を併用するとなっている. しかしながら, 特に腎障害合併例など, 3剤併用によっても降圧不十分となる症例は稀ではない. その場合, α遮断薬やβ遮断薬は, 追加薬として重要である. 本稿では, これまでの臨床研究報告をもとに, α遮断薬やβ遮断薬の有用性, 安全性について概説する. 「I. 降圧効果, 合併症予防の面から」「1 α遮断薬」Rachmaniら2)は高血圧合併2型糖尿病患者に対し代表的α遮断薬であるカルデナリンの単独投与を4ヵ月間行い, 外来時血圧は有意に低下したが, 尿中アルブミン排泄量の低下作用を認めなかったことを報告した.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

