基礎講座 糖尿病関連細胞小器官(organella)の基礎知識
小胞体:小胞体ストレスと糖尿病
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- 掲載誌
- Diabetes Frontier Vol.20 No.6 715-720, 2009
- 著者名
- 親泊政一
- 記事体裁
- 連載 / 全文記事
- 疾患領域
- 糖尿病
- 診療科目
- 一般内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- Diabetes Frontier
「はじめに」小胞体は, 真核生物の細胞小器官の1つであり, 分泌蛋白質や膜蛋白質の合成が行われる以外に, コレステロールやリン脂質の生合成, ヘムの分解, 薬物代謝, カルシウム貯蔵など多彩な役割を果たしている. 小胞体の内腔は, ジスルフィド結合形成可能な酸化的環境や高いカルシウム濃度などさまざまな点でサイトソルと異なっており, 外部環境の変化により小胞体の機能が容易に乱されること(小胞体ストレス)が明らかになった. 生体は小胞体ストレス応答と呼ばれる小胞体ストレスへの適応機構によって恒常性を維持しているが, 小胞体ストレス応答の破綻はさまざまな疾患の成因に関連していることが明らかになり注目されている. 本稿では, 小胞体ストレス応答機構と小胞体ストレス応答の破綻から見えてくる糖尿病発症における小胞体ストレスの意義について概説する. 「I 小胞体ストレス応答機構」「1 小胞体ストレス応答」小胞体ストレス下での生存のために, 生体は大きく分けて3つのストレス応答反応により適応を図る(図1).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
