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バイオメディカルフォーラム

第25回バイオメディカルフォーラム Session 2 一般演題「ATⅡは必要か」原著 重症敗血症における旧厚生省DIC診断基準からみたATⅢ製剤の有効性―血栓止血学会DIC診断基準暫定案による追加検討―

Efficacy of ATⅢ evaluated by the Japanese Ministry of Health and Welfare DIC criteria in Severe sepsis

村尾淳司辻田靖之江口豊

バイオメディカル Vol.25, 20-24, 2015

「要旨」滋賀医科大学附属病院集中治療室に入室した重症敗血症患者のうち,急性期DIC診断基準およびAT活性≦70%を満たした21症例に対して,AT製剤による抗凝固療法を施行した。3例においては,遺伝子組換えトロンボモジュリン(TM-α)を併用した。AT製剤投与前後で,AT値の有意な上昇を認めた。ICU内死亡率は0%だった。AT製剤投与終了後28日死亡率が19%,院内死亡率が33%であった。この結果を旧厚生省DIC診断基準と血栓止血学会DIC診断基準暫定案で後ろ向きに追加検討を行った。対象である急性期DIC診断基準を満たした21症例のうち,旧基準を満たしたものが14症例(66.7%),血栓止血基準を満たしたものが12症例(57.1%)であった。血栓止血学会DIC診断基準暫定案が,最も特異度が高い結果となった。
「キーワード」アンチトロンビン,播種性血管内凝固,急性期DIC診断基準

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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