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レジデントからのQ&A

吻合は手縫と器械とどちらが有効ですか

岩崎善毅

胃がんperspective Vol.2 No.4, 36-37, 2009

A 結論から言いますと, 手縫い吻合と器械吻合のそれぞれの長所, 短所を理解したうえで, 吻合する部位や条件によって使い分けるのが正しいと言えます. 消化管の器械吻合は1960年代から始まり, U.S.Surgical社の開発したEEA-AutosutureやJohnson & Johnson社のILS(intraluminal stapler)が世に出てから普及してきました1). そして近年の急激な普及の背景には, 低侵襲を目的とした腹腔鏡手術の導入があると思われます. 器械吻合の利点としては, まず手術時間の短縮にあります. Horiら2)は胃癌手術187例のBillroth I法による再建において, 器械吻合と手縫い吻合をプロスペクティブに比較検討した結果, 器械吻合のほうが手術時間は短かったと報告しています. 一方, 術後の合併症については, 縫合不全は器械吻合で1.1%, 手縫い吻合で2.1%に認められ, 吻合部狭窄は器械吻合で4.3%, 手縫い縫合で6.3%に認められたとし, 両群間に有意差は認められなかったと報告しています.

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