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専門医のためのアトラス

胃癌と粘液形質(1)腸型胃癌

八尾隆史上山浩也

胃がんperspective Vol.2 No.1, 42-45, 2009

胃癌のうち腺管形成を示す分化型腺癌は, Lauren分類では腸型癌とされていたが, 粘液形質的には腸型のみならず胃型も存在する. 本稿では, 粘液形質的腸型腺癌について解説する. 「1 はじめに」胃癌の組織学的分類として, 世界的にはLauren分類が広く用いられており, この分類においては胃癌をintestinal type(腸型)とdiffuse type(びまん型)の2つに分類する. わが国では, 胃癌をdifferentiated type(分化型)とundifferentiated type(未分化型)の2つに分類する中村分類が用いられてきた. この2つの分類では, Lauren分類の腸型は中村分類の分化型にほぼ一致すると考えられるが, 最近の粘液組織化学や免疫組織化学の進歩により, 分化型胃癌の中にも腸型以外に胃型形質のものが存在することが判明してきた. すなわちLauren分類では胃型形質の分化型の位置づけができないことになる.

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