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State of the art(胃がんperspective)

胃癌術前・術後補助化学療法

円谷彰

胃がんperspective Vol.2 No.1, 20-29, 2009

多くの固形癌では, 複数の大規模ランダム化比較試験(RCT)の結果, 補助化学療法が確立されてきた. 胃癌に関しても, 近年, 米英日の順で異なる標準(それぞれ術後補助化学放射線・術前後補助化学・術後補助化学療法)のエビデンスが報告され, わが国の現時点の標準は術後約1年間のS-1となった. 一方, 手術による局所コントロールの程度が補助化学療法の効果にも影響すると考えられているが明らかではなく, 今後は放射線や分子標的治療薬なども加味した, 世界標準の確立が望まれる. 「はじめに」T2以上の胃癌の治癒における手術(胃切除+リンパ節郭清)の重要性はゆるぎないが, 日米欧の手術による局所コントロールの程度には大きな隔たりがある. このため, 胃癌の集学的治療に関してもそれぞれ異なった治療開発が行われて, 米欧日の順で異なる標準が確定した. 本稿では, 2008年までに到達した標準治療と今後の治療開発の方向性について考察した.

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