<< 一覧に戻る

深部静脈血栓症(DVT)の最近の治療

消化器外科領域における深部静脈血栓症の治療

左近賢人池田正孝

Angiology Frontier Vol.7 No.3, 47-51, 2008

わが国における腹部外科周術期における静脈血栓塞栓症(venous thromboembolism;VTE)の発生頻度は近年増加し, 欧米とほぼ同等となっている. このような状況下, 肺血栓塞栓症(pulmonary thromboembolism;PTE)の原因となる深部静脈血栓症(deep vein thrombosis;DVT)を予防することの重要性が指摘され, わが国独自の予防ガイドラインも公表されている. つまり, 一般外科医にも術後管理としてVTEの診断・治療に習熟することが求められている. 抗凝固療法として従来から未分画ヘパリンやワルファリンが投与されてきたが, 低分子量ヘパリン(エノキサパリン)やフォンダパリヌクスなど, 新しい抗凝固薬も期待されている. 一方, 外科手術後では, 出血リスクと血栓リスクという相反する病態が併存する. 治療による合併症としては出血が最大の問題である. 特に消化器外科手術後では消化管や腹腔内への出血となることから重篤となりやすく, リスクとベネフィットを多方面から評価してVTEの治療を行う必要がある.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る