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基礎(インフルエンザ)

アマンタジンの耐性

齋藤玲子鈴木康司李丹娟菖蒲川由郷鈴木宏

インフルエンザ Vol.8 No.4, 23-28, 2007

2005年以降, A型インフルエンザのアマンタジン耐性株がアジアを中心に急増し, 2005/2006年は本邦でA/H3N2の耐性株増加が確認された. さらに2006/2007年はA/H3N2の耐性が持続しているばかりでなく, A/H1N1でもアマンタジン耐性株の増加がみられた. 「はじめに」2005年以降, 市中株A型インフルエンザでアマンタジン耐性頻度が世界的に急増した. 本邦では2005/2006年冬にA/H3N2のアマンタジン耐性化率が60%を越え, ヒトからヒトへ伝播感染を起こしている事実がわれわれの調査により明らかになった. 本稿ではこれまでの概要と, われわれが新たに開発した迅速診断法(サイクリング・プローブ法)による31位変異(Ser→Asn)アマンタジン耐性株検出法を紹介し, 同法を使った2006/2007年シーズンの耐性頻度を報告する. 合わせて高頻度耐性化を支える機序についての知見を紹介する. 1 2005/2006年までの状況 インフルエンザの治療・予防にはM2阻害薬とノイラミニダーゼ阻害薬が有効である.

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