<< 一覧に戻る

薬剤溶出ステントと遅発性血栓症~DESの陰から光を探る~

血管生物医学の視点:DES遅発性血栓症の衝撃と分子機序

中野覚月江教昭増田征剛江頭健輔

血管医学 Vol.8 No.3, 83-88, 2007

「SUMMARY」薬剤溶出ステント(DES)の開発成功により, 冠インターベンションのアキレス腱であった再狭窄の問題が解決され, 爆発的にDESが普及し, 現在までに600万人以上に使用されてきた. しかし, 昨年以降ステント内血栓症の問題がクローズアップされ, DESの過剰な使用に関して警鐘が鳴らされた. ステント内血栓症の分子機序には, 薬剤に起因する組織因子の発現亢進と, そこから起こる外因系凝固の開始, ステント金属そのものに起因するもの, あるいは薬剤を保持するポリマーに起因する炎症などが示唆されている. DESを乱用するのではなく, その特徴とリスクを十分に考慮し, 適切に使用していく時期が来たといえる.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る