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臨床最前線

第42回 食道癌検診は可能か

熊谷義也大森泰横山顕

Frontiers in Gastroenterology Vol.13 No.1, 71-77, 2008

「はじめに」胃癌の検診は全国的に普及し, スクリーニング法としてのペプシノーゲン法などが登場して, より安価で広い範囲の検診が可能になっている. 胃癌に比べてはるかに予後不良でかつ根治手術の困難な食道癌において早期発見死亡率ゼロ(EMR率100%)を目標とした検診は可能であるかどうかについて検討した. [消化器内視鏡専門開業医14年の成績] 消化器内視鏡専門のクリニックを北新宿に開業し14年経過した. この間に登録され内視鏡検査を受けられた症例は16,000例を超えた. 人間ドックとしてあるいは会社の検診としての逐年検診などを含め, 内視鏡検査を受けられたケースの内視鏡総施行回数は32,781回に及んだ. これらの内視鏡検査の結果診断された食道癌症例は71例であり, 男女比は56:14で4:1となった. このうち早期癌でEMRが可能であった症例は38例で全体の53.5%であった. 逐年検診を受けていて診断された食道癌は23例であり, 21例がEMRにより完治されている.

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