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トランスレーショナルリサーチ

第10回 本邦におけるトランスレーショナルリサーチの展望

―がん対策基本法の成立はTR推進の起爆剤となりえるか―

上田龍三

Frontiers in Gastroenterology Vol.13 No.1, 60-70, 2008

「はじめに」本シリーズトランスレーショナルリサーチ(TR)は, 第1回の「トランスレーショナルリサーチの今」が発刊されてから今回で最終回(10回目)を迎える. 2005年に企画してからの約2年半の間に日本における産官学を起点としたTRに関する関心は急速に高まり, 現実的な運用に向けて各界で成果を上げてきたようである. では, 日本でのこれらTRの動きが日本発のシーズの創生・発掘, そしてグローバルな観点から世界の標準的治療法の開発へとわが国のベットサイドの患者さんに適切かつ適時に届く流れを確立しつつあるか(図1), わが国におけるTRの進展に期待をこめて展望したい. [産官学におけるTRの動き] わが国でも施策的医療研究としてのTRが注目されてすでに10年以上の歳月が経過しようとしている. TRにおける産・官・学の役割に関しては, 本シリーズ第2回に京都大学医学部探索医療センターの福島雅典教授が日本のTRの実情を京都大学における挑戦的な取り組みの経験を踏まえてわかりやすく解説している.

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