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State of the Art(Frontiers in Gastroenterology)

小腸疾患の診断と治療

―カプセル内視鏡とダブルバルーン小腸内視鏡を中心に―

後藤秀実丹羽康正大宮直樹

Frontiers in Gastroenterology Vol.12 No.4, 10-20, 2007

「はじめに」小腸疾患の診断・治療は, 最近まで胃や大腸の診断・治療法に比し遅れをとっていたと言わざるを得なかった. この要因として, 小腸は口あるいは肛門から約1.5m深部の腸管の中間に位置するという解剖学的な問題と, 小腸自身が7mと非常に長い臓器で腹壁に固定されていないために内視鏡などでの精査が困難であったことが挙げられる. それゆえ, 小腸の精査は今まで小腸二重造影検査が主であったが, この検査は患者の負担が大きく粘膜の描出が困難など問題も多かった. これらの理由により次世代の検査法の開発が待たれていた. 2000年以後小腸を目的としたカプセル内視鏡(video capsule endoscopy : VCE)とダブルバルーン内視鏡(double balloon endoscopy : DBE)という2種類の画期的な検査法が開発され臨床に登場した. これらは全小腸の観察が可能な内視鏡である点では一致するが全く異なった特長を有している. 今後この2種類の機器を併用させることで飛躍的に小腸の内視鏡学および診断・治療学が発展する可能性が考えられている.

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