<< 一覧に戻る

脳卒中外科の最先端

未破裂脳動脈瘤の治療方針:UCAS Japan等のエビデンスより

森田明夫

脳と循環 Vol.13 No.1, 45-51, 2008

未破裂脳動脈瘤の治療方針は, 患者の年齢・健康状態, 動脈瘤の破裂率と治療リスクにより決定される. 本稿ではUCAS Japanほかこれまで報告されているデータをもとに治療適応を検討した. 現段階では生命予後10~15年以上で, 大きさが5~7mm以上のもの, それ以下のサイズでも前交通動脈瘤, 脳底動脈瘤, 内頸動脈-後交通動脈瘤, dome-neckアスペクト比の高いもの, 不整形なものは治療適応と考えられる. ただし治療リスクは予後と比して十分低いことが条件となる. 慎重な開頭手術, 血管内治療を施設の経験と治療成績に応じて適応すべきである, 観察される場合, 禁煙, 積極的高血圧治療, および定期的観察が必須である. 「はじめに」くも膜下出血は人口10万につき年間約8~20人に発症する重篤な疾患である. その予後は救急体制の整備や手術・血管内手術技術の進歩, 脳血管攣縮管理の充実などに伴い少しずつ改善しているが, なお発症後の社会復帰率は50%に達していない.

記事本文はM-Review会員のみお読みいただけます。

メールアドレス

パスワード

M-Review会員にご登録いただくと、会員限定コンテンツの閲覧やメールマガジンなど様々な情報サービスをご利用いただけます。

新規会員登録

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

一覧に戻る