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侵襲をめぐるQ&A

(凝固因子)Q 癌とフィブリノゲンとの関連性について教えて下さい

山下裕玄北山丈二名川弘一

Surgery Frontier Vol.15 No.3, 103-106, 2008

A 「はじめに」1865年にArmand Trousseauが内臓癌の患者に静脈血栓が多いことを報告1)して以来, 癌と血液凝固との相関について多くの報告がなされてきた. 一般に, 担癌患者は血液凝固亢進状態にあり, これが血栓症の要因であると考えられている. また, 担癌患者は血栓症を合併していない場合においても血液凝固検査では異常値を示すことが多い2)3). 臨床的血栓症が存在しない場合においても, 血小板増多症4), プロトロンビンフラグメント1+25)6)やトロンビン・アンチトロンビンIII複合体6), フィブリノペプチドA, フィブリノゲン5)7), Dダイマー5), といった凝固系マーカーの上昇が認められることが多い. 一方, 担癌患者に播種性血管内凝固症候群(disseminated intravascular coagulation:DIC)の合併が多いことも知られており8), 担癌患者の凝固異常がその一因であると考えられている.

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