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第56回細胞間接着装置と消化器癌 タイト結合蛋白(claudin)と消化器癌

横崎宏

Surgery Frontier Vol.15 No.1, 75-77, 2008

「はじめに」Eカドヘリンをはじめとする細胞間接着分子は細胞極性や組織環境の構築と維持に重要な役割を果たし, さまざまな悪性腫瘍においてその異常が知られている. 単層上皮においてタイト結合(tight junction:TJ)は細胞の管腔側に位置し細胞, 組織間のバリア機能や細胞極性の維持にかかわっている1). タイト結合は膜蛋白と裏打ち蛋白から構成される接着装置で, 膜蛋白としてclaudinやoccludinなどが, 裏打ち蛋白としてZO-1, ZO-2, ZO-3が知られている. claudinは4回細胞膜貫通型蛋白で, 2つの細胞外ドメインを構成し, それらを通じて相対するclaudinと細胞間において接着する. また, 細胞質に存在するカルボキシル基末端においてZO-1と結合し, アクチン等の細胞骨格に連続する(図1). claudinは24種類のmulti-gene familyを形成し, これらの発現には臓器特異性があることが報告されている.

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