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第50回癌免疫療法におけるアジュバントの新知見 リポソームCpG癌ワクチンの抗腫瘍効果とそのエフェクターメカニズム

脇田大功西村孝司

Surgery Frontier Vol.13 No.3, 64-67, 2006

はじめに 癌には正常組織には発現していない, あるいは発現が非常に限局している癌抗原遺伝子が存在すること, また, その癌抗原に対するキラーT細胞が誘導されうることが証明され, 癌抗原を標的とした癌免疫療法の可能性が大きく広がった1). これまでに, さまざまな癌抗原のMHCクラスI結合性ペプチドが同定され, そのペプチドを用いた癌ワクチン療法の臨床研究が行われてきているが, より効果の高い治療法を開発するため, アジュバントや樹状細胞を用いた癌免疫療法の研究が活発に行われている. 特に, アジュバントとして, toll-like receptor(TLR)リガンドの免疫賦活作用が注目されており, すでにTLR9のリガンドである非メチル化CpG配列(CpG)を用いた癌ワクチン臨床研究が実施されている2). 本稿では, われわれが遂行しているCpGとリポソームを用いた癌ワクチンの抗腫瘍効果とその作用機序を中心に紹介する.

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