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各種尿路変向術の遠隔成績とQOL

Ileocecal rectal bladder(直腸膀胱)

佐藤滋土谷順彦羽渕友則佐藤一成加藤哲郎

排尿障害プラクティス Vol.17 No.3, 55-60, 2009

尿道の温存が不可能な症例に対する尿路禁制型の尿路変向術の1つが, 尿管・重積回腸・S状結腸吻合術(直腸S状結腸膀胱), ileocecal rectal bladderである. 本術式は回盲部を利用した逆流防止による腎機能保持, 尿管回腸吻合により尿と糞便の混合を回避することでの癌発生の軽減, S状結腸直腸吻合による直腸膀胱容量増大による頻回の排泄の回避, といった尿管S状結腸吻合術の欠点のいくつかを改良すべく考案された術式である. 本手術法の歴史的背景, 術式, QOL, 手術成績, 利点, 問題点などを紹介する. 「はじめに」尿道の温存が不可能な症例に対する尿路変向術として, 回腸導管や尿管皮膚瘻などの非禁制型尿路変向術やKoch, Indiana pouchなどの禁制型尿路変向術が行われてきた. しかし, いずれもストーマやパウチの交換, あるいは導尿の必要性があり, 種々のストーマ合併症が起こりうる. 一方, ストーマフリーの尿路変向術として代用膀胱・新膀胱など自然排尿型尿路変向術が現在広く普及しているが, 尿道を温存できる症例に限られている.

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