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排尿に関する新規治療薬1―可能性のある薬剤も含めて―排尿障害/前立腺肥大症治療薬

前立腺肥大症(2)PDE5阻害薬/前立腺増殖抑制薬/植物製剤

舛森直哉

排尿障害プラクティス Vol.16 No.2, 34-41, 2008

前立腺肥大症に対する標準的な薬物療法は, α1ブロッカーと前立腺の縮小に働く薬剤(抗アンドロゲン剤, 5α還元酵素阻害剤)である. 一方, 前立腺平滑筋の収縮と前立腺の増殖に関与する新しい機序の解明により, PDE阻害薬, エンドセリン受容体拮抗薬, Rhoキナーゼ阻害薬, アンギオテンシンII受容体拮抗薬などの新規治療薬の可能性が開かれている. 特に, 勃起障害治療薬であるPDE阻害薬は, 前立腺肥大症に起因する下部尿路症状を有意に軽減することが, 最近の無作為化比較対照試験により示されている. 「はじめに」高齢男性における下部尿路症状(lower urinary tract symptoms;LUTS)の要因は多種・多様であり, 良性前立腺肥大, 膀胱機能異常, 加齢, 合併疾患, 精神・心理的要因, 多尿, 睡眠障害などが単独で, あるいはまれならず複合的に関与している. したがって, 最近のmale LUTSの治療のターゲットは, 膀胱, 心, 腎, 血管, 睡眠機能などにも拡大している.

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