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排尿に関する新規治療薬1―可能性のある薬剤も含めて―排尿障害/前立腺肥大症治療薬

特集に寄せて

武田正之

排尿障害プラクティス Vol.16 No.2, 5, 2008

「排尿に関する新規治療薬-可能性のある薬剤も含めて-」という特集を企画するように, という編集委員会からのご依頼があり, 本年6月号では「排尿障害/前立腺肥大症治療薬」を, 9月号では「蓄尿障害治療薬」として前半と後半に分けることとした. 斯界の権威である諸先生方に執筆をお願いし, ご快諾をいただいた次第である. 1993年に前立腺肥大症に伴う排尿障害治療薬であるタムスロシンが発売されて以来, 高齢化に伴う男女を問わない患者数の増加, 下部尿路症状(いわゆるLUTS)や過活動膀胱(OAB)の概念の普及や, OAB治療薬であるいくつかの抗ムスカリン薬の上市に伴って, 国内外を問わず「排尿に関する新規治療薬」の開発は活発に行われている. この背景には, わが国の泌尿器科医, 薬理学研究者, 分子生物学研究者の多くの研究業績がある. 特に, 交感神経系α1受容体サブタイプの下部尿路や前立腺における分布と臨床的意義に関する一連の研究は, 国際的に高い評価を受けているし, 近い将来, 過活動膀胱治療薬の第一選択になる可能性の高い交感神経系β3受容体活性薬の初期の基礎的研究は, ほとんどすべてがわが国の泌尿器科医によって行われたと言っても過言ではない.

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