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前立腺癌

第15回 トータルアンドロゲン除去療法(TAB)

神谷直人鈴木啓悦今本敬川村幸治市川智彦

排尿障害プラクティス Vol.16 No.1, 61-67, 2008

「はじめに」前立腺癌は乳癌と並び, 代表的なホルモン依存性(感受性)癌であり, 一般的にはアンドロゲン依存性増殖を示す. アンドロゲン作用の抑制により癌細胞の増殖は抑制され, apoptosisを介して腫瘍は縮小する. Charles Brenton Huggins博士は1966年に前立腺癌患者に対するホルモン療法を確立した功績によりノーベル生理学・医学賞を授与された1). Huggins博士の報告以来60年経過した今日でも, 前立腺癌患者においてアンドロゲン除去を中心としたホルモン療法が重要な役割を担っている. 両側精巣摘除(外科的去勢)術のみであったホルモン療法も非ステロイド性アンチアンドロゲン製剤やLH-RHアゴニストなど多くの薬剤が開発され, 抗アンドロゲン製剤単独療法・LH-RHアゴニスト単独療法・ホルモン交替療法および間欠的ホルモン療法など, 多様化してきた. ここでは前立腺癌におけるアンドロゲンの作用・役割等を含めてTotal Androgen Blockade(TAB)療法について概説する2).

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