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治療法紹介

(薬物療法 前立腺肥大症)ハルナールD錠(口腔内崩壊錠)

朴英哲

排尿障害プラクティス Vol.15 No.1, 97-102, 2007

「はじめに」 ハルナールは本邦で初めて前立腺肥大症の治療を目的として開発されたα1遮断薬である. 1993年8月より本邦において発売開始, 1995年のオランダをはじめとして現在では欧米諸国を含む世界60ヵ国以上の地域で認可, 販売されている. また, その臨床効果については数多くの二重盲検比較試験が行われており, 前立腺肥大症に伴う排尿障害治療薬として高い評価を受けている1),2). 今般, 2005年6月にハルナールカプセルと同様の体内薬物動態を示す口腔内崩壊錠・ハルナールD錠が発売されたので, カプセルから口腔内崩壊錠への切り替えを試みたところ, 患者からは剤型変更へのためらいと同時に, ハルナールD錠に好意的な意見も多くみられた. 本稿ではハルナールD錠の製剤上のポイントと体内薬物動態について概説するとともに, カプセルから口腔内崩壊錠への切り替えに際して行ったアンケート調査結果の解析ならびに, 自覚症状, 他覚所見の推移について, 筆者が他紙へ報告した内容を中心に述べたい3). 「口腔内崩壊錠出現の背景」 最近の医療現場では患者の自己意志が最も尊重され, 薬物治療においても, より安価, より安全な薬品, 服薬回数の少ない製剤, 服薬しやすい剤型, などの工夫で服薬コンプライアンスのよい薬剤が選択される傾向がみられる.

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