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高齢者の排尿障害の病態と対策

パーキンソン病および変性性パーキンソン症候群における排尿障害

山本達也榊原隆次服部孝道

排尿障害プラクティス Vol.14 No.4, 47-52, 2007

パーキンソン病, 多系統萎縮症, レヴィー小体型認知症, 進行性核上性麻痺/皮質基底核変性症などの変性疾患はいずれも排尿障害を来すことが知られている. これらの疾患は運動障害が必発なので, 排尿障害はQOL低下の大きな原因となる. ここでは最もよく研究されているパーキンソン病の排尿障害を中心に病態, 症状, 治療法について説明する. また他のパーキンソニスムを呈する変性疾患の排尿障害の特徴, パーキンソン病との違いについても言及する. 「はじめに」パーキンソン病は, 筋固縮, 動作緩慢, 振戦, 姿勢反射障害などの運動障害を呈する神経変性疾患であるが, 近年パーキンソン病の非運動性兆候について注目されてきている1). 非運動性兆候として認知機能障害, 精神症状, 自律神経障害, 睡眠障害が挙げられる. 自律神経障害の中には, 便秘, 起立性低血圧, 発汗障害, 排尿障害, 性機能障害があるが一), 特に排尿障害はパーキンソン病患者に多く認められ, QOL低下の大きな原因となっている.

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