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血液透析時の栄養アセスメントと管理

透析患者の栄養治療としてのリハビリテーション・運動療法

上月正博

栄養-評価と治療 Vol.25 No.4, 59-64, 2008

「SUMMARY」 腎臓リハビリテーションは, 主に透析患者に対して運動療法, 教育, 食事療法, 精神的ケアなどを行う新たなリハビリテーション領域である. リハビリテーションの主要な構成要素である運動療法は, 低栄養・炎症複合症候群改善作用, 蛋白異化抑制作用, 運動耐容能改善, 生活の質(QOL)改善などをもたらす. 本稿では, 腎臓リハビリテーションの意義と効果, 特に透析患者における栄養状態改善作用について解説する. 「I はじめに」 わが国の慢性腎不全透析患者数は急激に増加している. その数は2007年末には27万人を突破し, それに伴う年間透析医療費は1兆円以上に達している1). わが国の身体障害者では内部障害者の増加が著しいが, そのなかでも腎臓機能障害者は心臓機能障害者に次いで2番目に多い2). 近年の血液透析(hemodialysis;HD)技術の進歩は慢性腎不全患者に著しい延命効果をもたらしたが, 長期間HDを行っていると心不全や低血圧などの合併症が発生し, それがHD患者の生活の質(quality of life;QOL)を一層低下させてしまうことが少なくない.

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