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第30回日本栄養アセスメント研究会発表演題より

肝硬変合併肝細胞癌に対するSGAの有用性の検討

黒田英克牛尾晶高橋裕也宮本康弘佐原圭葛西和博俵万里子二本木寿美子栗谷川洋子佐藤沙織杉沢弘美伊藤美恵子遠藤龍人滝川康裕加藤章信鈴木一幸

栄養-評価と治療 Vol.24 No.6, 29-31, 2007

肝硬変合併肝細胞癌例に対しSGAにより栄養評価を行い, 栄養指標, 肝硬変の重症度や肝細胞癌進行度についての相関を検討した. 対象の45%に栄養不良を認め, SGAは栄養指標と有意な相関を認めたが, 肝硬変の重症度や肝細胞の癌進行度とは相関しなかった. 既存のSGAは有用な栄養評価法であるが, 肝硬変合併肝細胞癌例では必ずしもアセスメントの感度は十分でなく, 病態別の新しいSGAの開発が望まれる. I はじめに 主観的包括的評価(subjective global assessment;SGA)は1982年にBakerらが提唱した栄養アセスメントツール1)であり, 特別な器具や検査機器は一切使用せず, 病歴と身体所見から栄養状態を主観的に3つのグレードに分類するもので, 入院時の栄養スクリーニングとして活用されている. SGAの有用性は外科手術患者, 担癌患者, 高齢者, 慢性腎不全患者などさまざまな分野で検討されており, 術後の合併症率や入院期間などとの関連についての報告が散見される2)-4).

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