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第30回日本栄養アセスメント研究会発表演題より

入院時栄養スクリーニングにおける総リンパ球数と他の栄養指標との関係に関する検討

安武健一郎山内健大山明子春田典子嶋由紀江角誠古池佳代子中島寛子岡本洋子早田福子

栄養-評価と治療 Vol.24 No.6, 19-23, 2007

総リンパ球数は栄養不良の際に低下するとされているが, これまで多数の患者での検討はない. そこで, 当院の入院時栄養スクリーニングで抽出された1,881例にて検討した. その結果, 総リンパ球数は栄養状態の低下により低値を示すが, 栄養不良の重症度との相関はなく, 原疾患や癌治療など栄養以外の因子の影響を強く受けており, その絶対値をもって栄養不良の程度を判定することは適切でないと思われた. I はじめに 総リンパ球数(total lymphocyte count;TLC)は蛋白エネルギー栄養不良の際に低下し, 免疫能低下を表す栄養指標の一つとして用いられる. 栄養不良を判定するTLCのカットオフ値は諸家1)-3)により異なるが, Blackburn4)らによる1,200~800/mm3を中等度栄養不良, 800/mm3未満を高度栄養不良とするのが一般的である. 病床数700床の急性期病院である当院においても, TLCを入院時栄養スクリーニングの栄養評価項目として使用してきたが, TLCは患者の栄養状態をあまり反映していない印象を受けてきた.

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