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脂質異常症の薬物治療―最近の進歩―

腎疾患を合併する脂質異常症の薬物治療

徳山宏丈竹本稔横手幸太郎

The Lipid Vol.20 No.2, 65-71, 2009

[Summary]腎疾患患者では心血管リスクの増加が知られているが, 慢性腎臓病(CKD)においてHMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン)による脂質異常症の治療は心血管疾患のリスクを低下させ, 生命予後を改善し, 蛋白尿減少や腎機能改善といった腎保護効果があることが示されている. そこで現在ではCKDにおいてはスタチンを中心としてLDLコレステロール値目標を120mg/dL未満として積極的にコントロールしていくことが勧められており, これによる心血管リスクの低減が期待されている. しかし日本人における治療目標値についてのエビデンスは不十分であり, 今後の大規模試験などの結果を待つ必要がある. 「はじめに」腎疾患患者では心血管リスクの増加が知られているが, 慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)において脂質異常症に対する治療〔特にHMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン)による治療〕は心血管疾患のリスクを低下させ1-3), 生命予後の改善効果があることが示唆されており4), また腎保護効果があることも示されている5).

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