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動脈硬化の危険因子―治療基準と方法―

高血圧と動脈硬化

―その管理と効果―

島本和明

The Lipid Vol.19 No.2, 48-52, 2008

[Summary]高血圧は動脈硬化性疾患の独立した危険因子であり, 動脈硬化性疾患発症予防上, 血圧管理が重要である. 特に糖尿病や腎障害あるいはメタボリック症候群合併高血圧は, 動脈硬化性心疾患のより強いハイリスク状態で厳格な血圧管理を行う. 脳・心血管疾患の合併がある症例においても血圧管理は厳格にすべきである. 治療上, 生活習慣改善が原則である. 薬物療法を行う場合には, 生活習慣改善と併用することになるが, 臓器保護, インスリン抵抗性に配慮して降圧薬を選択する. はじめに Framingham研究, MRFIT研究, さらにわが国の久山町研究など多くの疫学的研究から, 血圧値と冠動脈・脳血管疾患発症の間には直接的な相関関係があり, 高血圧が動脈硬化進展の重要な危険因子であることが明らかにされている. このように, 心血管系疾患における高血圧管理の重要性が認識され, また各種の優れた降圧薬の開発により, 脳卒中, 特に脳出血の目覚しい減少を認めるに至った.

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