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虚血性心疾患のリスクファクター

基礎病態である動脈硬化の危険因子 糖尿病・耐糖能異常

小川渉

The Lipid Vol.17 No.3, 25-30, 2006

糖尿病は動脈硬化性疾患の重要な危険因子の一つである. 糖尿病患者では正常耐糖能者に比べて, 心血管障害や脳血管障害の相対リスクは数倍高くなり, 血糖値が糖尿病の基準には達さないIGTでも, 動脈硬化性疾患のリスクは増大する. 糖尿病では, 高血糖に加えてインスリン抵抗性や高インスリン血症によるインスリン作用の過剰が, 動脈硬化を進展させる要因になると考えられる. 2型糖尿病では, 他のさまざまな高血圧や血清脂質異常などのリスク要因が高率に合併するため, 動脈硬化性疾患の発症や進展を抑制するためには, 血糖コントロールだけでなく, 多因子に強力に介入する必要がある. また, IGTも薬物療法を含めた治療介入の対象として捉える機運も高まっている.

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