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インクレチン―その新しい展開と臨床応用

特集にあたって

清野裕

Diabetes Frontier Vol.18 No.6, 631, 2007

小腸にはインスリン分泌を促進する因子(消化管ホルモン)が存在し, 栄養素摂取後に放出されるために, 経口投与後のインスリン分泌は経静脈投与より亢進する. インクレチンとは, このような役割を担う消化管ホルモンの総称である. これまでに, インクレチンとして, glucose-dependent insulinotropic polypeptide(GIP)とglucagon-like peptide-1(GLP-1)の2つのホルモンが提唱され, ノックアウトマウスを用いた実験で両者はインクレチンとして確認されている. GIPやGLP-1は, ブドウ糖が低いときにはインスリン分泌を促進せず, ブドウ糖が高いときにはインスリン分泌を促進する. すなわち, インスリン分泌の増幅因子として作働し, 低血糖を生じにくい. 2型糖尿病患者では食後高血糖が1つの特徴であり, この一因としてインクレチン作用の障害が報告されている.

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