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Year in Review―小児科編

小児気管支喘息の疫学

赤澤晃小田嶋博足立雄一大矢幸弘明石真幸小嶋なみ子

喘息 Vol.21 No.1, 26-34, 2008

「Summary」小児気管支喘息の最近の動向は, 保健福祉動向調査やISAAC調査である程度わかってきた. 平成17年に実施した喘息期間有症率の全国調査では, 6~7歳は13.6±1.9%, 13~14歳で8.7±1.5%であった. ガイドラインの普及とともに, 経年的な変化を観察する疫学調査体制が必要である. 「はじめに」この10年間で, 小児科外来での喘息患者は何が変わったのだろうか. 喘息の患者は一般的にいわれているように本当に増えているのだろうか?長期入院が必要な重症患者は減少してきているのだろうか?喘息死は減少したのだろうか?こうした疑問に対して, 今までの疫学データがどれだけ答えられるのだろうか. ましてや, 喘息のように頻度の高い疾患では, これから先どれだけ患者がいるかで国全体の医療費の予算が変わってくるはずである. さらに, 小児気管支喘息治療・管理ガイドラインが作成され, ここ10年間で少しずつ利用されてきた. それぞれの喘息治療薬の効果は検証されているが, ガイドラインが普及することで日本全体での喘息患者, 喘息有症率, 重症度が変化してきているかという調査は行政上も大変重要である. 疫学調査を実施していくことは, 医療政策の基本である.

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