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気道構成細胞と喘息

血管内皮細胞

金澤博

喘息 Vol.20 No.3, 49-54, 2007

血管内皮細胞は, 生体の恒常性を維持するのにきわめて重要な細胞である. 一方, さまざまな病的状況下において, 血管内皮細胞は活発に増殖して新しい血管ネットワークを形成し, 血管新生や血管透過性亢進を誘導する. この血管新生という現象の過程の中心をなすものは, 血管内皮増殖因子(vascular endothelial growth factor;VEGF)を介する血管内皮細胞の発生・増殖・分化である. 気管支喘息などの慢性炎症性疾患においては, VEGFにより刺激された血管内皮細胞が炎症細胞の動員や血管新生の中心的な役割を演ずるのである. このような気管支壁における活発な血管新生と新たに形成された未熟な新生血管の内皮細胞機能異常や過剰な血管透過性亢進能が, 気管支喘息の病態メカニズムに深く関わっていると思われる.

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