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脂質メディエーター再考

喘息とトロンボキサンA₂

田中宏幸稲垣直樹永井博弌

喘息 Vol.19 No.3, 35-40, 2006

トロンボキサンA2(TXA2)は, 古くから気道収縮反応および浮腫の形成に関与することが知られてきた. その後, TXA2の受容体がクローニングされ, TX合成酵素あるいは受容体拮抗薬の開発に伴い, 喘息領域におけるTXA2の意義が明らかにされつつある. 最近では, TXA2の炎症性細胞の集積ならびに気道過敏性発症における新知見が報告され注目されている. また, 個別医療を目指して一塩基多型の解析も進められ, 特にTXA2の受容体と呼吸機能あるいはIgE産生との関連性も報告されている. 一方, 近年, 治療戦略として2種類の脂質メディエーターに対する拮抗薬も相次いで開発されており, 今後の臨床治験が期待される.

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