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喘息の病態評価の進歩を管理の向上へ

新しい気道炎症マーカー:呼気温度

―呼気温度・呼気熱流束測定によるアレルギー性気道炎症モニタリングの可能性―

植木重治茆原順一

喘息 Vol.19 No.1, 48-52, 2006

古典的に炎症は発赤(redness), 腫脹(tumor), 疼痛(pain), 熱感(heat)の4つの主徴から成り立つと定義されている. 気管支喘息の病態は, リンパ球や好酸球をはじめとした炎症細胞による慢性のアレルギー性炎症がその主座である. しかしながら, アレルギー性気道疾患における炎症を発熱により検出する試みはこれまでほとんど行われてこなかった. われわれは呼気温度を鋭敏に捉える機器を開発し, これらが気管支喘息患者の診断, モニターのツールとなりうるか検討を重ねてきた. また, 単位時間に単位面積あたりを流れる熱量である熱流束という指標を用いることで, さらに検査精度が上がると考えられる. 本稿ではこの呼気温度, 熱流束測定の意義, メカニズム, 現況について概説する. これまでの基礎検討から, 呼気温度, 熱流束測定は新しい非侵襲的な生理検査となりうる可能性を秘めており, 今後さらなるデータの集積が期待される.

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