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リン代謝をめぐる諸問題―FGF23を中心として―

基礎 FGF23の構造と機能

―FGF23とPTH,1,25(OH)?Dの関連を含めて―

鈴木尚宜福本誠二

THE BONE Vol.22 No.6, 39-43, 2008

FGF23は, 低リン血症惹起作用を有する液性因子である. FGF23は, 腎近位尿細管でのリン再吸収を担うナトリウム-リン共輸送体の発現を低下させるとともに, 血中1,25-水酸化ビタミンD濃度を低下させることにより, 血中リン濃度を低下させる. このFGF23の作用は, PTHやビタミンD受容体を介さずに発現する. 近年, FGF23, PTH, 1,25-水酸化ビタミンDが相互に連関しつつ, ミネラル代謝を調整することが明らかとなってきた. 「はじめに」線維芽細胞増殖因子23(fibroblast growth factor 23:FGF23)は, FGFファミリー最後の因子として2000年に同定された液性因子である. その後の検討により, FGF23は, 他の多くのFGFファミリーメンバーとは異なり, ホルモンとして機能しリンやビタミンD代謝調節に中心的役割を果たすこと, FGF23作用異常によりいくつかのリン代謝異常症が惹起されることが明らかにされてきた. 以下本稿では, FGF23の構造と作用につき, 概説する.

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