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骨質

疾患と骨質 関節リウマチ

柏井将文橋本淳吉川秀樹

THE BONE Vol.21 No.1, 123-128, 2007

関節リウマチ(RA)は続発性骨粗鬆症の原因の一つであり, RAに続発する骨粗鬆症は傍関節性骨粗鬆症と全身性骨粗鬆症に分けられる. ステロイド非使用のRA患者に続発する骨粗鬆症は高回転型の骨代謝動態を示すことが多い. 現在, 臨床的に骨強度を評価し得るパラメーターとしては骨密度, 骨代謝マーカーを用いた骨代謝回転評価, マクロレベルでの構造特性があるが, それ以外の臨床的に骨強度評価の不可能なパラメーターは骨質という概念でまとめられている. 近年になり, RA続発の骨粗鬆症での骨質変化についての検討がいくつか報告されるようになってきたが, 今後のさらなる検討が待たれる. 【はじめに】関節リウマチ(RA)は, 傍関節性骨粗鬆症(juxtaarticular osteoporosis)や全身性骨粗鬆症(generalized osteoporosis)といった続発性骨粗鬆症の原因疾患であることが知られており, 脆弱性骨折が多いために骨質低下の存在が指摘されている1)-3). 2000年のNIH(National Institute of Health)コンセンサス会議にて, 「骨粗鬆症は骨強度の低下によって骨折のリスクが増大する骨疾患であり, 骨強度は骨密度と骨質の両者を反映する」と定義され, その内容は2001年のJAMA誌に掲載された4). それ以降, 骨質が新しいパラダイムとして注目され, さまざまな議論を呼んでいる.

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