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眼と内科疾患

メタボリックシンドロームにおける眼疾患

―レニン・アンジオテンシン系に着目して―

里深信吾石田晋

Pharma Medica Vol.26 No.9, 15-18, 2008

「はじめに」メタボリックシンドロームは, 肥満やインスリン抵抗性を共通の基礎病態として, 高血圧, 脂質代謝異常, 高血糖などが重積して, 虚血性心疾患や脳血管障害の発症リスクが増大する疾患である. 眼科領域でメタボリックシンドロームが関与する代表的な疾患としては, 糖尿病網膜症と加齢黄斑変性の2つがあげられる. これらはわが国における主要な失明原因疾患であり, 眼内血管新生という共通の中心病態を有する. レニン・アンジオテンシン系(RAS)は, アンジオテンシノーゲンがレニンによりアンジオテンシン(Ang)Iとなり, さらにアンジオテンシン変換酵素(ACE)によりAngIIに変換されて, 最終活性ペプチドであるこのAngIIが1型受容体(AT1-R)と2型受容体(AT2-R)という2つのAngII受容体を介してその作用を発揮する. RASは全身の血圧調節系として広く知られている循環RASと組織障害に関与する組織RASの2種類に大別される(図1).

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