Around Hematological Malignancies
血液領域におけるmicroRNA
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- 掲載誌
- Trends in Hematological Malignancies Vol.5 No.1 47-50, 2013
- 著者名
- 吉澤成一郎 / 大屋敷一馬
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- その他
- 媒体
- Trends in Hematological Malignancies
「はじめに」microRNA(miRNA)は私たちの細胞の中にある分子で, 数多くの生理学的機能を調節している. また近年では, 血清を含む体液中にも主にエクソソーム内にmiRNAが存在することが明らかとなった. miRNAはゲノムからRNAポリメラーゼIIによって転写され, その後, 種々の蛋白質によって切断を受け, その結果, 約22塩基程度の小分子非翻訳2本鎖RNAとなる. この2本鎖RNAの片側の成熟したmiRNAはArgonaute蛋白質などとRISC(RNA induced silencing complex)複合体を形成し, 標的となる蛋白質を規定するmRNAの3'非翻訳領域(UTR)と相補的に結合し, 翻訳の阻害と標的mRNAの分解を促進することで, 蛋白質合成を抑制する働きを担っている1). ヒトにおいては, 細胞増殖, 分化, アポトーシスを含む生命現象に深く関与している. 一方で, その発現異常が, 悪性腫瘍を含む多くの疾病に関与していることが明らかとなり, 大きな注目を集めている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
