よくわかる病理診断報告書
Q15 St.Gallen 2011における病理関連の改定点について教えてください
販売サイト「MeReBo」へ
- 掲載誌
- CANCER BOARD乳癌 Vol.5 No.1 44-45, 2012
- 著者名
- 森谷 卓也
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- その他
- 診療科目
- その他
- 媒体
- CANCER BOARD乳癌
St.Gallenコンセンサス会議は, 現在2年ごとにスイスのザンクトガレンで開催される国際的なカンファレンスで, 早期乳癌患者に対する適切な初期治療の施行を目指した多くの議論が行われています. 2011年の会議の成果は, Annals of Oncology誌の6月27日版に掲載され, わが国の乳腺専門医の多くが診断・治療の参考指標として重視している基準の1つとなっています. 議論された項目は10程度の領域に分かれていますが, その1つに病理学的事項があり, 術後補助療法の選択を行うためのよりどころとなっています. 以前は病理学的因子は術後の再発リスクを評価する指標としての意味合いが強かったのですが, その後は術後薬物治療を選択するための指標としての意義がより重視されるように変化してきました. 前回のSt.Gallen 2009では, 薬物療法実施のための閾値を設定し, それを越えた生物学的特性を示した症例を治療対象とするという考え方が明確に打ち出されていました.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
