レジデントからのQ&A
エナジーソースをどう使うか教えてください
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- 掲載誌
- 胃がんperspective Vol.3 No.1 44-45, 2010
- 著者名
- 栗栖佳宏
- 記事体裁
- Q&Aシリーズ / 全文記事
- 疾患領域
- 消化器 / 癌
- 診療科目
- 手術・救急 / 消化器外科
- 媒体
- 胃がんperspective
「A」手術用医療機器の進歩は, 内視鏡外科の著しい発展と普及に貢献し, 開腹手術においても安全性の向上と手術手技の多様化をもたらしています. 各エナジーソースの特徴を理解し, その使用法に習熟する必要があります. 本稿では, モノポーラ電気メス, バイポーラシザーズ, ベッセルシーリングシステム, 超音波凝固切開装置について基本的な使用方法を解説します. 「モノポーラ電気メス」メス先から生体組織を通り対極板に回収される電流によってジュール熱を発生させる装置です. 神経・筋刺激の少ない高周波電流(300~500kHz)が用いられ, 電流密度はメス先で最も大きくなり, その部分でスピーディな切開・凝固が行える反面, 切れすぎや熱損傷などの危険性があります. また, 対極板が部分的に剥がれていたり, 生体に金属が接触していると熱損傷の原因となり要注意です. 出力波形と電圧の違いで切開モード, 凝固モード, 混合モードなどがあり, 最近では組織の電気抵抗の変化に応じて瞬時に最適な電圧を調節し, 急激な炭化を抑え蛋白変性により止血効果を高めるなど工夫もされています.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
