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胃癌診療の歴史

第6回 ビルロートの胃癌切除術[2]―挑戦する外科医たち


掲載誌
胃がんperspective Vol.3 No.1 59-69, 2010
著者名
岡島 邦雄
記事体裁
連載 / コラム / 全文記事
疾患領域
消化器 / 癌
診療科目
腫瘍内科 / 手術・救急
媒体
胃がんperspective

Billrothおよび彼の一門が行った初期の幽門癌の詳細に関しては前号で述べた. その後, 当時の外科医達の胃外科への関心はすさまじく燃え上がり, 胃手術術式, とくに再建術式は多彩に開発され, 多くの術式が現れた(図1)1). これらの術式をみると, 現行の再建法のほとんどを目にすることができる. 同時に胃切除後のみでなく, 胃腸(空腸)吻合法においても多くの術式が発表された. これは切除不能癌に対するバイパス手術が目的であったが, 当時少数例ながら手術され始めた胃・十二指腸潰瘍の手術の一つである, 良性狭窄に対するバイパス手術として用いられた. ちなみに, 胃潰瘍に対する胃切除術の成功第1例は1881年11月21日にRydygierが行っている2). 付言すれば, 胃切除後再建法は図1 1)以外のものも他の手術書には多くみられ, いずれも大同小異であり, その大要はここに挙げたつもりである. さらに, 後年行われた曠置手術, 噴門切除, 胃全摘の原法を示す(図2)1,3).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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