編集委員に聞く 日本の知恵を探る
第18回 早起きは三文の得
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- 掲載誌
- アンチ・エイジング医学 Vol.9 No.2 103, 2013
- 著者名
- 坪田 一男
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / 精神疾患 / アンチエイジング
- 診療科目
- 一般内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科 / 精神科
- 媒体
- アンチ・エイジング医学
「早起きは三文の得」. これはよく知られていることわざだ. 皆さん, 朝早く起きて勉強したり仕事したりすると, 健康にもいいし, “いろいろと得しますよ”と理解しているだろう. しかし, 語源としては, 貧しい時代に「早起きしても三文の得にもならない」=「朝早く起きて働いているのに, 貧乏で何もいいことがない」というような意味からきているという説もある. 欧米にも同様な「早起きはよい」ということわざがあり, これを実際に研究した人もいて, 過去には「就寝時間との相関はなかった」との否定的な報告も発表もあった. つまり, 朝5時に起きる人と朝7時に起きる人と健康に差が出るかというと, 朝5時のほうがいいとは言いきれないのだ. 一方で, 近年, 「不規則な生活が病気の発生リスクを高め, 寿命も短くする」という研究結果が報告され, 話題となった. 夜勤があるようなタイムシフトワーカーの人, たとえば看護師やパイロット, 客室乗務員のような不規則な生活を強いられている人たちは, 乳癌, 大腸癌, 糖尿病, 高血圧などの疾患の発症率が高く, なんと寿命も短いというのだ.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
