腎生理の基礎知識
第15回 腎におけるエネルギー消費と産生(3)各ネフロンセグメントにおけるエネルギー産生
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- 掲載誌
- Nephrology Frontier Vol.9 No.4 47-50, 2010
- 著者名
- 関根孝司
- 記事体裁
- 連載 / 全文記事
- 疾患領域
- 腎臓
- 診療科目
- 一般内科 / 腎臓内科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- Nephrology Frontier
「はじめに」これまで2回の連載で, (1)腎臓でのエネルギー消費, (2)腎でのエネルギー消費と産生の連関について説明した. 今回は「腎におけるエネルギー消費と産生」の締めくくりとして, 各ネフロンセグメントでのエネルギー産生について記す. 「ネフロン分節ごとのエネルギー産生の相違(heterogeneity)」エネルギー産生はすべての細胞にとって必須である. エネルギー産生機序は基本的に, (1)O2を利用してミトコンドリア内で代謝および電子伝達系により行われる有酸素呼吸(2)O2の利用なしに行われる無酸素呼吸(解糖系)の2つに分類されるのは周知のことである. 有酸素呼吸においては, 以下の3つのメカニズムにより多量のATPが産生される. A. グルコースやアミノ酸, ケトン体などがアセチルCoAまで代謝され, さらにTCAサイクルにより代謝を受けることによるATP産生 B. 脂肪酸がβ酸化を受けることによるATP産生 C. TCAサイクルやβ酸化の結果として還元されたFDH, NADHの自由電子がミトコンドリア内膜の酸化的リン酸化経路を伝達され, 最終的にATP synthaseにより産生されるATP
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
