Young Investigator's Award
真に信頼できる骨再生細胞療法の確立
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- 掲載誌
- 再生医療 Vol.8 No.4 55-62, 2009
- 著者名
- 縣秀樹
- 記事体裁
- その他 / 全文記事
- 疾患領域
- 骨・関節 / 再生医療
- 診療科目
- 整形外科
- 媒体
- 再生医療
「はじめに」外傷や疾患などで失われた組織や臓器を, 人工材料や臓器移植ではなく, 患者自身の細胞や組織を利用して再生させるアプローチ(再生医療)は, 患者への負担が少ない理想的な医療と考えられるため, 早期の実現が期待されている. この再生医療を実現するために, 最も重要な役割を果たすと考えられるのが幹細胞であるが, なかでも間葉系幹細胞は患者自身の骨髄や脂肪組織などから採取できる利点に加え, 分化能の制御も比較的容易なことから, 臨床的に扱いやすい幹細胞と考えられている. 間葉系幹細胞を用いた再生医療は, 骨, 軟骨, 心筋などの分野では現在までに臨床研究の段階に達しており1)-3), 血管や神経などの分野でも動物実験の段階に入っているため4)5), その臨床応用に向けての動きは今後ますます加速するものと思われる. しかしながら, ヒト間葉系幹細胞の分化能には個体差があることが明らかになってきたため6)-8), 今後の臨床研究では個体差を考慮したプロトコルを使用し, 安定した再生効果が得られるように努める必要がある.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
