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発生医学の原点に立ち返って~発生医学の黎明期からその将来を取り巻く環境まで~

細胞核のプログラミングとリプログラミングに関する一考察:ジェネティック機構とエピジェネティック機構


掲載誌
再生医療 Vol.8 No.4 36-41, 2009
著者名
丹羽仁史
記事体裁
特集 / 全文記事
疾患領域
再生医療
診療科目
循環器内科 / 心臓血管外科 / 呼吸器内科 / 脳神経外科 / 整形外科 / 産婦人科 / 消化器内科 / 形成外科 / 腎臓内科 / 皮膚科 / 泌尿器科 / 神経内科 / 眼科 / 血液内科 / 耳鼻咽喉科 / 小児科 / 消化器外科
媒体
再生医療

「はじめに」分化した体細胞では, ゲノムにコードされた遺伝子のうち, その細胞の分化形質と生存に必要な遺伝子だけが発現し, 他の遺伝子の発現は抑制されている. この遺伝子発現の抑制は, 転写因子による制御だけではなく, その遺伝子をコードするゲノム領域の染色体構造の変化を伴う. このような遺伝子発現の多重抑制機構は, 分化細胞の脱分化や癌化を抑制する上で, 多細胞生物の恒常性維持に極めて重要な役割を果たしている. しかし, この厳重な制御も, 体細胞核の脱核卵子への移植1)や, 少数の多能性関連転写因子の強制発現2)により解除され, すべての細胞分化の可能性が保証された状態へと回帰する. 本稿では, このような現象の背景にある分子機構について, 想像を逞しくして, 記述を試みたい. 「細胞分化に伴う遺伝子発現制御」細胞の分化状態は, ゲノムに存在する23,000個の遺伝子がとりうる固有の安定状態としての一群の遺伝子発現により規定される.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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