腫瘍をめぐるQ&A
Question 周術期の血栓予防について教えてください
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- 掲載誌
- Surgery Frontier Vol.22 No.3 76-80, 2015
- 著者名
- 畑泰司
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 消化器 / 血液 / 骨・関節
- 診療科目
- 循環器内科 / 整形外科 / 産婦人科 / 手術・救急 / 消化器外科
- 媒体
- Surgery Frontier
「Answer」
「はじめに」周術期の血栓予防と言えば主として静脈系の血栓ということになる。大きくは深部静脈血栓症(deep venous embolism:DVT)と肺血栓塞栓症(pulmonary thromboembolism:PTE)に分けられるが,近年PTEの原因の90%以上がDVTであることから,まとめて静脈血栓塞栓症(venous thromboembolism:VTE)と総称される(図1)。
「疫学」以前の報告では諸外国においてわが国のVTE発症頻度は低いと報告されていたが,近年は生活環境の欧米化などもありほとんど変わらないと言われている1)2)。PTEはいったん発症すると,その死亡率は約20%と高く,予防することが重要である。わが国でも2004年にガイドラインが作成され,その重要性が認知されることとなり,理学療法が広く普及して発症頻度は減少した。それによって症候性PTEは2003年に4.8人/万手術であったものが2006年には2.3人/万手術まで減少した3)。しかしながら,その後は軽度増加傾向にある。
「はじめに」周術期の血栓予防と言えば主として静脈系の血栓ということになる。大きくは深部静脈血栓症(deep venous embolism:DVT)と肺血栓塞栓症(pulmonary thromboembolism:PTE)に分けられるが,近年PTEの原因の90%以上がDVTであることから,まとめて静脈血栓塞栓症(venous thromboembolism:VTE)と総称される(図1)。
「疫学」以前の報告では諸外国においてわが国のVTE発症頻度は低いと報告されていたが,近年は生活環境の欧米化などもありほとんど変わらないと言われている1)2)。PTEはいったん発症すると,その死亡率は約20%と高く,予防することが重要である。わが国でも2004年にガイドラインが作成され,その重要性が認知されることとなり,理学療法が広く普及して発症頻度は減少した。それによって症候性PTEは2003年に4.8人/万手術であったものが2006年には2.3人/万手術まで減少した3)。しかしながら,その後は軽度増加傾向にある。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
