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第86回常在細菌叢の解析と治療的応用 ヒトマイクロバイオームのシークエンス解析

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掲載誌
Surgery Frontier Vol.22 No.3 50-53, 2015
著者名
服部正平
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器 / 代謝・内分泌 / 消化器 / アレルギー・免疫 / 膠原病・リウマチ性疾患疫
診療科目
循環器内科 / リウマチ科 / 消化器内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
Surgery Frontier

「はじめに」ヒト腸内細菌叢の細菌ゲノムの集合体(マイクロバイオーム)をシークエンスするメタゲノム解析1)2)と,大容量の配列決定能をもつ次世代シークエンス(NGS)技術の開発によって,複雑で多様なヒト常在菌叢を俯瞰的に評価できるようになった3)。加えて,日米欧などからなるInternational Human Microbiome Consortiumが2008年に発足し,大量データに基づいた国際的なマイクロバイオーム研究が進展した4)。これらの研究を通して,腸内細菌叢が個体の成熟化や恒常性の維持に必須であることや,一方で,その破綻(dysbiosis)が消化器系疾患を含めた全身的なさまざまな疾患と関連することが明らかとなった5)-13)。
「細菌叢シークエンス解析」NGSを用いた腸内細菌叢シークエンス解析の概略を図1に示す。①16SリボソームRNA (16SrRNA)遺伝子のシークエンス(16S解析),②分離培養された細菌株の個別ゲノムシークエンス解析,③細菌叢のメタゲノムシークエンスの3つが主な解析法である。

※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

掲載誌の紹介

Surgery Frontier2015年9月号(Vol.22 No.3)

外科的治療をより安全に行うためには,生体への侵襲をできる限り軽減する必要があり,近年この侵襲に関する研究はますます重要視され,飛躍的な進歩を遂げている。本誌は侵襲学およびその周辺の基礎科学の最新の研究成果を速やかに,ビジュアルな誌面構成で提供し,外科臨床におけるその応用の促進をはかる。

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