【特集 生殖と自然免疫】
妊娠高血圧症候群と自然免疫
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- 掲載誌
- HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY Vol.20 No.1 51-56, 2013
- 著者名
- 齋藤 滋
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 循環器 / 高血圧 / 代謝・内分泌 / アレルギー・免疫
- 診療科目
- 産婦人科
- 媒体
- HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
「Summary」妊娠高血圧症候群(PIH)の病態に胎盤形成不全が深く関わっている. 絨毛外トロホブラスト(EVT)は, 妊娠12~20週にかけて脱落膜ならびに子宮筋層の3分の1にまで達し, 同時に螺旋動脈の動脈壁を置換(vascular remodeling)する. この過程にNK細胞やマクロファージが関与している. PIHでは, この置換が不十分なため, 螺旋動脈が狭小化し十分な血液が絨毛間腔に流入しない. その後, トロホブラストからの破片(debris)が好中球やマクロファージを活性化させ, 血管内皮障害をきたし, 高血圧, 蛋白尿が出現する. 「はじめに」妊娠高血圧症候群(pregnancy induced hypertension; PIH)は妊娠20週以降に発症する疾患であるが, 最近の知見では, すでに着床期から異常が起こり, 胎盤形成異常を起こすことが原因となって血管内皮障害をきたし, 最終的に臨床症状として高血圧, 蛋白尿, 浮腫, 子癇, HELLP症候群, 胎児発育不全(FGR)などをきたすことがわかってきた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
