【特集 生殖と自然免疫】
母児接点におけるToll様受容体の意義
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- 掲載誌
- HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY Vol.20 No.1 45-49, 2013
- 著者名
- 甲賀 かをり
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / アレルギー・免疫
- 診療科目
- 産婦人科
- 媒体
- HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
「Summary」母児接点において, Toll様受容体(TLR)は免疫担当細胞だけでなく脱落膜, 絨毛細胞, 羊膜細胞といったあらゆる非免疫担当細胞にも発現し, 病原関連分子パターンおよび内因性因子を感知し, 免疫応答を惹起するという自然免疫の一端を担っている. このTLRを介した免疫応答が早産や妊娠高血圧症候群の病因病態に関与している可能性も示唆されている. 「はじめに」母体と胎児の接点は免疫学的に特殊な環境であるといえる. すなわち母体は免疫学的に半異系である胎児に対する寛容を保持しつつ, 外来病原体に対する防御能も保たなければならない. この特殊な免疫学的環境を維持するために母児接点ではさまざまな機構が働いている. 本稿では, この母児接点における, 病原体関連分子パターン(pathogen-associated molecular patterns; PAMPs)を認識するパターン認識受容体(pattern-recognition receptors; PRRs), なかでもToll様受容体(Toll-like receptor; TLR)の意義について解説する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
