目で見る生殖幹細胞
子宮内膜・子宮筋の幹細胞
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- 掲載誌
- HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY Vol.20 No.1 6-9, 2013
- 著者名
- 升田博隆 / 丸山 哲夫 / 吉村 泰典
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / 再生医療
- 診療科目
- 産婦人科
- 媒体
- HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
「はじめに」ヒト子宮内膜は, 初経から閉経まで約450回以上の月経現象を繰り返すきわめて再生能力の高い組織である. 一方, 子宮全体は妊娠から分娩に至るまで著明な増大を示し, 妊娠後期には子宮重量は約1kgにも達する. 子宮平滑筋の細胞増殖と細胞肥大は, ともに子宮の増大に寄与するとされている1). これらの再生や増大を反復しうる子宮の組織特性から, 子宮内膜および子宮平滑筋には組織幹細胞が存在すると考えられている. 本稿では, 最近のわれわれの研究成果も交えて, ヒトの子宮内膜と子宮平滑筋における幹細胞について概説する. 「I. 子宮内膜幹細胞」2004年に, in vitroのコロニー形成能試験により, 間質と腺上皮それぞれに幹細胞を含む細胞集団がはじめて報告された. 以後これまで, 間質には多分化学をもつ子宮内膜間葉系幹細胞(endometrial mesenchymal stem-like cells; eMSCs)が存在し, CD146と血小板由来増殖因子受容体(PDGFR)-βの共陽性細胞2), あるいは新規単一マーカーW5C5陽性細胞3)として分離されてきた.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
