【特集 生殖と自然免疫】
子宮内膜症と自然免疫
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- 掲載誌
- HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY Vol.20 No.1 63-70, 2013
- 著者名
- カーンカレク / 北島道夫 / 増崎英明
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 代謝・内分泌 / アレルギー・免疫
- 診療科目
- 産婦人科
- 媒体
- HORMONE FRONTIER IN GYNECOLOGY
「Summary」マクロファージ, 樹状細胞およびToll様受容体(TLRs)は自然免疫の重要な構成因子である. 骨盤子宮内膜症(以下, 子宮内膜症)は, 異所性子宮内膜組織が卵巣ステロイドホルモン依存性に生着・進展する疾患であるが, 骨盤局所における自然免疫が子宮内膜症の増殖を調節している可能性がある. 子宮内膜症の腹水あるいは子宮内膜組織ではマクロファージの浸潤が亢進しており, また, それらに発現しているTLR4はその認識抗原である細菌性エンドトキシンのLPSとともに子宮内膜症の増殖・進展に関与している. 本稿では, 子宮内膜症の病態における自然免疫の役割について述べる. 「自然免疫とTLRs」Toll様受容体(Toll-like receptors; TLRs)が制御する自然免疫は, 生体に侵入した病原性微生物に対する効率的な防御機構である. TLRsは微生物抗原を認識すると細胞内シグナル伝達経路を活性化させ, 自然免疫を調節する種々の遺伝子発現を惹起し, これらは抗原特異的な獲得免疫の発現に必要な情報を伝達する.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
